ニチガスの22年3月期、純利益6%増 保有株の売却寄与
日本瓦斯(ニチガス)が27日発表した2022年3月期連結決算は、純利益が前の期比6%増の99億円だった。ガスの原料価格の上昇が利益を圧迫したが、保有株の売却に伴う特別利益の計上で最終増益を確保した。
売上高は13%増の1625億円。販売価格の上昇に加え、主力のLPガス事業における新規顧客の獲得も寄与した。営業利益は6%減の127億円だった。
23年3月期の連結売上高は前期比17%増の1900億円、純利益は10%増の110億円を見込む。原料高を背景にした販売価格の引き上げが進むほか、給湯器などガス機器不足の解消などが利益を押し上げる見通しだ。