4月の中古車競売価格、前年同月比18%高
中古車競売大手のユー・エス・エス(USS)がまとめた4月の中古車の平均落札価格は前年同月比18.4%高の92万9000円だった。23カ月連続で前年同月を上回った。半導体不足で自動車各社の工場は低稼働が続いており、新車不足から中古車価格は高止まりが続いている。
出品台数は前年同月比10%増の27万4614台だった。中古車価格は高騰しており、一部車種では新車価格を上回る例も出ている。「(スズキの軽四輪駆動車)ジムニーが中古車オークションで新車よりも高い価格で売れていた」(東海地方の販売店オーナー)。
中古車価格の上昇は幅広い価格帯で起きている。低額車両の取引が多い日本中古自動車販売協会連合会(JU中販連、東京・渋谷)の4月の平均落札価格は前年同月よりも21.3%高い32万9000円だった。出品台数は3.5%減の12万5874台だった。
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