マイクロソフトの新2in1サーフェス 画面比は3対2
日経PC21編集部が11メーカーの2021年秋冬モデル45製品を徹底調査。今回はマイクロソフトを取り上げる。同社はWindows 11(ウィンドウズ11)登場に合わせて「Surface(サーフェス)」シリーズを刷新。主力機からハイエンドの新顔まで4モデルをそろえた。いずれも2in1タイプ。画面の縦横比は3対2で、高性能なスタイラスペンに対応するのがシリーズ共通の特徴だ。
CPUと画面が大幅進化した「Surface Pro 8」
主力の「Surface Pro 8」は、画面を従来の12.3型から13型に大型化(図1)。CPUについては、インテルの第10世代Coreプロセッサーを第11世代へとグレードアップした(図2、図3)。新しい着脱式キーボードは、専用ペンの収納と充電ができるのが魅力(図4、図5)。改良されたペンの入力は、紙に書く感覚に近づけたという(図6)。

●CPU:Core i5-1135G7●メモリー:8GB●ストレージ:128GB SSD(PCIe)●ディスプレー:13型(タッチ対応)●OS:Windows 11 Home●主なインターフェース:Thunderbolt 4×2●無線LAN:Wi-Fi 6●生体認証:顔●画面解像度:2880×1920ドット●バッテリー駆動時間:16時間●サイズ:幅287×奥行き208×高さ9.3ミリ●重さ:891グラム(本体のみ)●オフィス:Office Home & Business 2021





シリーズ最高性能の変形2in1「Surface Laptop Studio」
14.4型の「Surface Laptop Studio」は、CPUに高性能な第11世代Core H35シリーズを搭載し、上位モデルは高性能GPUを実装するハイエンドモデル(図7)。特に目を引くのがディスプレーの仕掛けだ。背面のヒンジを起点に回転させると、ノートパソコンからタブレットに早変わり。ペンはキーボード裏に収納可能だ(図8)。

●CPU:Core i5-11300H/i7-11370H●メモリー:16GB/32GB●ストレージ:256GB~2TB SSD(PCle)●ディスプレー:14.4型(タッチ対応)●OS:Windows 11 Home●主なインターフェース:Thunderbolt 4×2●無線LAN:Wi-Fi 6●生体認証:顔●画面解像度:2400×1600ドット●バッテリー駆動時間:19時間●サイズ:幅323.28×奥行き228.32×高さ18.94ミリ●重さ:1.7429キロ●オフィス:Office Home & Business 2021(バッテリー駆動時間と重さはCore i5搭載モデルの場合)

CPUを強化したコンパクトモデル「Surface Go 3」
10.5型のコンパクトな「Surface Go 3」は搭載CPUを強化した(図9)。

●CPU:Pentium Gold 6500Y●メモリー:8GB●ストレージ:128GB SSD(PCle)●ディスプレー:10.5型(タッチ対応)●OS:Windows 11 Home(Sモード)●主なインターフェース:USB 3.2(Gen 2)タイプC、マイクロSDカードスロット●無線LAN:Wi-Fi 6●生体認証:顔●画面解像度:1920×1280ドット●バッテリー駆動時間:11時間●サイズ:幅245×奥行き175×高さ8.3ミリ●重さ:544グラム(本体のみ)●オフィス:Office Home & Business 2021
ARM系CPU採用の個性派軽量モデル「Surface Pro X」
ARM(アーム)ベースのCPUを採用する13型の「Surface Pro X」は、Windows 11搭載モデルとしてLTE非対応のWi-Fi版が追加された(図10)。

●CPU:Microsoft SQ 1/SQ 2●メモリー:8GB/16GB●ストレージ:128~512GB SSD(PCle)●ディスプレー:13型(タッチ対応)●OS:Windows 11 Home on ARM(Wi-Fi対応モデル)●主なインターフェース:USB 3.2(Gen 2)タイプC×2●無線LAN:Wi-Fi 5●生体認証:顔●画面解像度:2880×1920ドット●バッテリー駆動時間:15時間●サイズ:幅287×奥行き208×高さ7.3ミリ●重さ:774グラム(本体のみ)●オフィス:Office Home & Business 2021
(ライター 五十嵐俊輔)
[日経PC21 2021年12月号掲載記事を再構成]
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