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今治造船、CO2排出実質ゼロの鋼材でばら積み船建造

今治造船は27日、二酸化炭素(CO2)の排出量が実質ゼロの「グリーン鋼材」をばら積み船に採用すると発表した。大型のケープサイズ(載荷重量約18万トン)のばら積み船の一部に使う。2024年1月の就航をめざす。

神戸製鋼所が22年に実用化したグリーン鋼材を採用する。天然ガスで鉄鉱石から酸素を取り除く「直接還元鉄」を使ってCO2を削減する。その削減効果を特定の製品に割り当て、実質ゼロと見なす。神戸鋼は3月末までに今治造船への納入を始める見通し。

グリーン鋼材の採用は国内の造船会社で初めて。今後の採用については「顧客と相談しながら随時検討したい」という。

国際海事機関(IMO)が18年に採択した温暖化ガス削減目標などを盛り込んだ「GHG削減戦略」の改定が7月に予定されるなど、環境規制が強まる。今治造船は環境に優しいエコシップの開発に注力しており、造船でCO2排出量が最も多い鉄鋼の脱炭素を進める。

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