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グレイス、2月28日に上場廃止 不正会計で報告書出せず

(更新)

グレイステクノロジーは27日、2021年7~9月期の四半期報告書を同日までに提出できなかったと発表した。21年11月に不正会計が発覚し、決算数値を確定できなかった。東京証券取引所は同日、グレイス株を2月28日に上場廃止にすると発表した。

不正会計の発覚を受け、特別調査委員会を設置して調査を進めてきた。関東財務局から四半期報告書の提出を1月17日まで延期する承認を受けていたが提出できなかった。その8営業日後の27日までに提出できなかったことで東証の上場廃止基準に抵触した。

グレイス株は1月27日から2月27日まで整理銘柄に指定され、28日に上場廃止となる。グレイスは上場廃止後も事業を継続するとしている。グレイス株は不正発覚を受けて1000円台だった株価が急落、27日終値は29円だった。

グレイスは製品のマニュアル作成を手掛ける。顧客企業の業務円滑化や作業手順の改善提案などもしている。16年に東証マザーズに上場、18年に東証1部になった。滝川クリステルさんのCMで知名度を上げてきた。

調査委は27日、報告書をまとめた。売り上げの前倒し計上や架空売り上げの計上が多数発見された。21年3月期の単独売上高18億円のうち、半分以上の約9億9000万円が架空売り上げだった。

前倒し計上は16年3月期から始まっていて、経営陣も認識していた。前倒し計上でも目標達成が難しくなり、架空売り上げの計上が始まった。顧客の署名や押印などを偽造し、役員などがストックオプション(新株予約権)の行使で得たグレイス株の売却で得た資金を顧客名義でグレイスに入金する偽装もしていた。

有価証券報告書が提出できずに上場廃止になるのは18年のソルガム・ジャパン・ホールディングス以来とみられる。

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