太陽光発電、設置に厳しさ 「災害誘発」で禁止条例も
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脱炭素の隆盛とは裏腹に、太陽光発電所を巡る状況は年々厳しさを増している。近年顕著なのは、開発予定地の周辺住民らが計画に反発している傾向だ。景観や生態系破壊の環境配慮を求めるだけではない。災害を誘発するとして安全面から異議を唱える声が続出している。自治体も対応を余儀なくされ、開発を規制する条例を相次いで制定する。パネルメーカーなどは環境配慮とともに新たな施工領域を開拓して対処している。
立地規制条例は156の自治体で制定...

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