オリンパス、内視鏡の強さは製造現場発 連載まとめ読み - 日本経済新聞
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オリンパス、内視鏡の強さは製造現場発 連載まとめ読み

オリンパスは消化器内視鏡の世界シェアが約7割に達します。日経産業新聞の連載企画「オリンパス転変」第2部では福島県の主力工場やサプライヤー企業の製造現場に迫り、競争力の源泉を探りました。まとめ読みをお届けします。

(1)オリンパス、内視鏡シェア世界7割 会津の技デジタル化
オリンパスの「マザー工場」である会津工場(福島県会津若松市)では約2000人が働き、トップクラスの技能者たちが中心となって製造技術を伝えています。一流の職人たちの精緻な技術と、新たな人材を育てる取り組みに迫りました。
(2)オリンパスの内視鏡支えるオハラ、不純物ないガラス供給
オリンパスの内視鏡が高い性能を発揮するために欠かせない基幹部品が、体内の病変を正確に調べる光を届けるファイバーです。素材となるガラスは医療用内視鏡向け光学ガラスで世界シェアがトップ級ともいわれるオハラが納入しています。光を効率よく通すガラスを供給するためにオリンパスとの擦り合わせを重ね、製造工程での「不純物混入ゼロ」に取り組んできました。
(3)オリンパスと組む朝日インテック、医療ワイヤに独自の技
医療用器具を開発・製造する朝日インテックは「ガイドワイヤ」と呼ばれるカテーテル治療を補助するチューブ状の器具の世界大手です。宮田昌彦社長が「先端部の独自のひねり技術が特徴だ」と語る同社はオリンパスの主要サプライヤー企業として成長してきました。素材加工から生産まで一貫して担う体制は海外の医療機器大手からの評価も高く、オリンパスのサプライヤーという存在から抜け出しつつあります。
(4)オリンパス、24年度にも世界横断の供給網 責任者語る
オリンパスは競争力を高めるため、今後のサプライチェーンについてどんな戦略を描いているのでしょうか。小林哲男チーフマニュファクチャリングアンドサプライオフィサー(最高製造供給責任者、CMSO)はインタビューで「2024年度をめどに世界共通の供給網を構築したい」と述べました。日本や海外の拠点ごとに分かれていたサプライチェーンを機能面で統一し、製品を安定的に出荷できる体制を整える考えです。

(大西綾、山田航平)

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