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味の素、高タンパクの野菜飲料を投入 植物性の需要増で

味の素は27日、イスラエルのバイオベンチャーの技術を活用し、植物性タンパク質が豊富な野菜飲料を30日に発売すると発表した。葉野菜を原料として鶏卵の3.3倍のタンパク質を含む。健康・環境志向を背景に植物性タンパク質への需要は高まっており、同分野の飲料で2025年までに50億円規模の売上高をめざす。

野菜飲料「マンカイ」をオンラインなどで売り出す。タンパク質の多さに加え、食物繊維など約60種類の栄養素も含んでいる。スティック1本(5.4グラム)を水などに溶かして飲むと、厚生労働省が推奨する1日の野菜目標摂取量の3分の1以上を取れる。30本入りで4500円。

10年に設立されたイスラエルのスタートアップ企業、ヒノマンが原料を生産する。同社独自の水耕栽培システムにより3日後には葉野菜を収穫でき、環境への負荷が少ないという。味の素は17年、ヒノマンから日本における独占販売権を取得。今回の飲料が第1弾の商品となる。

27日に都内のホテルで開いた商品発表会で、味の素の西井孝明社長は「タイやブラジル、米国でも展開する」と意気込みを語った。初年度に3億円、25年に50億円規模の事業に育てる。米国やタイ、ブラジルなどでも展開し、中期的には関連商品を含めて100億円規模の売上高を目指す。

味の素がマンカイの販売に乗り出す背景には、人口増によるタンパク質確保への懸念がある。米調査会社ラックスリサーチは世界のタンパク質消費量は2054年に14年の2倍に増えると予測。その時点で全消費量の約3割を植物性タンパク質が占めるとみている。

動物由来のタンパク質を巡って環境負荷の懸念が高まる中、植物由来に対する需要は高まっている。高タンパク質を手軽にとれる飲料商品により、植物性タンパク質を使った食品の市場は一段と広がりそうだ。

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