サントリースピリッツ、ジンのソーダ割りを缶で発売
サントリースピリッツは26日、国産ジン「翠(すい)」のソーダ割りの缶商品を発売すると発表した。2月15日からコンビニエンスストアで先行販売し、スーパーなどは3月22日の発売を予定する。家飲み需要が高まるなか、缶で手軽に飲んでもらい、新たな顧客を増やしたい考え。

同日に開いた2022年の国産ジン戦略説明会で明らかにした。価格は350ミリリットルが税別175円、500ミリリットルが同237円。翠のソーダ割りをハイボールやレモンサワーに次ぐ「第3のソーダ割り」と位置づけ、新市場の開拓を目指す。

翠は20年3月に発売。ソーダで割る「翠ジンソーダ」が人気となり、21年の販売数量は20年比で2.3倍に増えた。21年末時点で3万5000店の飲食店でも提供されているという。22年は缶商品を含む翠ブランド全体で21年比2.4倍の64億円の売り上げを見込む。
4月にはシンガポールやベトナムなどアジア6カ国にも輸出を開始。「新しい食中酒として翠ジンソーダの需要をつくりたい」(神田秀樹社長)という。
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