3COINS人気のキャンプ用具6選 スピーカーも登場
特集 初心者、買い足しに便利な100均キャンプグッズ(下)

空前のキャンプブームを背景に、最近は100円均一ショップにも多くのキャンプグッズが並んでいる。キャンプ道具を安価でそろえられるため、これからキャンプを始める人におすすめだ。便利でおしゃれなアイテムが多く、キャンプ道具の買い足しにも活用できる。
今回は、300円以上の格安商品で人気の「3COINS(スリーコインズ)」の注目アイテムを紹介する。スリーコインズはキャンプ道具以上に「キャンプ家具」が充実。今回紹介するアイテムを取り入れると、テントサイトでのんびりと過ごす時間がもっと快適になるはず。
ゆったり座れるアームレスト付きチェア

スリーコインズは2021年にキャンプ向け商品を拡充し、キャンプには欠かせないフォールディングチェア(折りたたみチェア)など大型商品も販売している。この「折りたたみチェア」はアームレスト付きで座り心地がいい。
サイズは背もたれの幅50センチメートル、奥行き50センチメートル、高さが80センチメートル。背もたれが高く、座面も広いので、体をあずけてゆったり座ることができる。アームレストにはドリンクホルダーも備え、のんびりとした時間を過ごせるだろう。
ホームセンターなどでも同価格帯のフォールディングチェアは販売されているが、それらに比べて軽くて持ち運びやすいのが特徴だ。安価なチェアは重たい場合が多いので、その点がメリットといえる。しかし、耐荷重が約65キログラムなので注意したい。

椅子の肘かけにつり下げる収納グッズ

折りたたみチェアと一緒に使いたいのが、アームレストにつるして使う収納ポケット「ハンギング収納ケース」だ。座ったまますぐに必要な小物を取り出せるので、スマートフォンや焚(た)き火用グローブなどを入れておくのに役立つ。
収納部のサイズは幅約25×高さ約30センチメートルで、耐荷重は約1キログラム。ポケットは大小3つに分かれており、使用頻度の高い身のまわりのアイテムを整理して収納できる。キャンプでは小物が迷子になることも多いので、定位置を確保しておくと便利だ。
本体上部にスナップボタン留めのストラップを備え、これをイスのアームレストに取り付けて使う。車のヘッドレストにつり下げることもでき、日常生活でも活躍する収納グッズとなっている。

傘や扇風機を設置できるクリップ付きアーム

キャンプ中は椅子に座っている時間が長いので、椅子周辺のグッズを充実させることで快適さが変わる。今回紹介する「マルチクリップ」も、折りたたみチェアの肘かけなどを挟んで使う便利グッズだ。
アームの先端にマルチクリップを備えており、日傘を挟んでおけば日よけになる。アームは長さを約21〜73センチメートルに調整でき、マルチクリップの角度も調整可能。太陽の位置に合わせて、しっかり日差しを遮ることができる。夏はハンディ扇風機などを取り付ける際にもおすすめだ。
先端のマルチクリップの耐荷重は約650グラム以下。土台のクリップは約1〜5センチメートルの厚さに対応する。木製の肘かけやテーブルを挟むと安定して使える。

水に強いスピーカー

キャンプ用品ではないが、スリーコインズの人気商品「防滴ワイヤレススピーカー」はキャンプにもおすすめだ。Bluetooth5.0に対応し、スマートフォンと接続してテントサイトで手軽に音楽を楽しめる。
もともと浴室で使うことを前提に作られており、IPX4相当の防滴仕様なので屋外でも安心して使える。完全防水ではないが、飲み物をこぼしてもぬれた手で持っても問題はない。
サイズは直径4.5×厚さ2.8センチメートルとコンパクト。お風呂用なので吸盤付きストラップを備えており、カラビナを通せばテントやイス、荷物バッグなどさまざまなキャンプ道具に取り付けられる。
マイク内蔵で、スマートフォン接続によるハンズフリー通話も可能。直近の着信相手に電話をかけ直すコールバック機能も搭載している。

テント脇に用意しておきたい水タンク

キャンプ場は水道のある施設や場所が限られており、水場がテントサイトから離れている場合も多い。そこで用意しておきたいのがウォータータンクだ。
スリーコインズの「ジャグ付きスクエアタンク8L」は、蛇口の両サイドのつまみを引き上げると水が出る。上部に持ち手が付いているので、水を満タンに入れていても持ち運びやすい。水が空っぽの状態であれば折りたたんでコンパクトに収納できる。
ウォータータンクは、もちろん飲み水を確保するためにも便利だが、汚れた手や食器などをすぐに洗えるメリットのほうが大きい。調理中や食事中に手が汚れても、飲み物をこぼしても、ウォータータンクを用意しておけば安心だ。

設置も後片付けも簡単なBBQコンロ

1〜2人でBBQ(バーベキュー)を楽しむなら「BBQコンロミニ」が使いやすい。持ち手を除いた本体サイズは、幅約18.5×奥行き約15×高さ約15.5センチメートル。組み立て不要でパーツも少ないため、後片付けや持ち運びに便利だ。
持ち手が付いたスチール製の灰受けと炭を入れる容器、そして焼き網がセットになっている。灰受けの中に炭用の容器を入れると、下部が浮いた状態で収まる構造になっており、灰受けの穴から風が入るため炭がしっかり燃焼する。
焼き面がほぼ正方形なので、スキレットやクッカーを使った調理も均一に火が通る。BBQだけでなく、料理全般に使えるコンパクトなコンロとなっている。

(ライター 津田昌宏、写真 宮前一喜、スタイリング 宇田川雄一)
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