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JR東日本、グリーン料金最大3割上げ 新幹線など22年春

JR東日本は26日、2022年春から各新幹線や特急列車のグリーン席料金などを値上げすると発表した。最大で約3割値上げする。新幹線の利用を増やすため値下げをしていたが、新型コロナウイルスの影響で利用が落ち込んだため、値下げ前とほぼ同水準の価格に戻し、収益性の向上をはかる。

グリーン料金は02年の東北新幹線八戸開業時、利用促進のために値下げした。JR旅客各社でまたがって運行する列車の共通グリーン料金より低い金額設定となっている。22年春以降は値上げし、JR東海の東海道新幹線、JR西日本の山陽新幹線などに適用されている共通のグリーン料金とほぼ同水準にする。

東北・山形・秋田・上越・北陸の各新幹線や在来線特急列車のグリーン席料金は、営業キロによって異なるが2~3割値上げする(価格が変わらない一部を除く)。JR西も北陸新幹線に同様の価格体系を適用する。新幹線の最上位車両で飲食の提供も行う「グランクラス」も最大で1割強値上げし、東京と静岡・伊豆間を結ぶ特急「サフィール踊り子」も値上げする。湘南新宿ラインなど普通列車のグリーン車は対象外とする。

料金の改定は消費増税や02年の値下げを含め6回目で、値上げは初めて。グリーン料金がJR東の鉄道営業収入に占める割合は1%程度と低いが、今回の価格改定で「年間で数億~十数億円の収入改善効果を見込んでいる」(同社)という。

JR東は新幹線や特急の価格の柔軟な運用を始めている。22年4月からは、新幹線などの指定席特急料金の価格幅を広げる。年末年始など最も混雑する時期は通常料金より400円高くする「最繁忙期」という区分を新たに設け、最低料金との価格差は最大で600円とこれまでの400円から広げる。通勤定期券で変動制運賃の導入も目指す。

利用する時期をピークとずらすことで得する仕組みを作り、混雑を緩和する狙いだ。いずれも「総収入は変えない範囲内での制度設計をしたい」(深沢祐二社長)考えで、ピーク緩和による保有車両の削減など費用削減を目指す。

今回のグリーン席料金などの値上げは、新型コロナウイルスの影響で鉄道利用が低迷するなか収益の底上げにつなげる。

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