雨風太陽、地方への留学サービスを開始 親子向け

産直サイトを運営する雨風太陽(岩手県花巻市)は今夏、親子向けの地方留学サービスを始める。一次生産者のもとで食物や地域文化について学ぶ機会を提供する。2024年度までには年間1000家族の利用を目指す。このほど社名をポケットマルシェから変更した。食関連以外にも事業領域を広げる姿勢を示す狙い。
地方留学サービスは22年夏に始める方針で、6月から都市部にいる小学生と親を中心に参加者を募る。農家や漁師などポケットマルシェに出品する一次生産者が「ホタテの殻むき体験」や「シカ猟への同行」などの機会を提供する予定だ。自治体との連携も進める方針で、宿泊施設に公営住宅などを活用したい考えだ。
まずは岩手県花巻市や遠野市など県内の4市町の生産者が留学プログラムを提供する予定だ。全国約6700人の生産者ネットワークを生かし、今後留学先を全国に広げる方針。