富士通クライアント、14型で最軽量のノートパソコン

中国レノボグループと富士通が出資する富士通クライアントコンピューティングは、重さ約689グラムのノートパソコンを3月中旬に発売する。14型ディスプレーでは世界最軽量という。新型コロナウイルス下でリモートと対面の両方で作業するハイブリッドな働き方が定着するなか、持ち運びやすさを訴求してクリエーターや会社員などの需要を取り込む。
新製品の「UH-X」などにはオンライン会議に出席する際に化粧したようにみえる顔補正アプリを搭載している。「メイクモード」をリップや眉毛など部分ごとに調整できるほか、男性もひげが消えて肌をなめらかにみせるなど性別問わず、顔の補正ができる。さまざまなオンライン会議用ソフトに対応し、準備時間の短縮など在宅勤務へのニーズに応える。
2月下旬に発売する「UH90」の機種ではパソコンの熱を冷却するファンを2つ設けた。基本ソフト(OS)にはマイクロソフトの「ウィンドウズ11」を搭載する。オープン価格だが両モデルとも想定価格は24万円前後。大隈健史社長はどこでもパソコンで作業ができるよう「高性能かつ軽いパソコンが求められている」と話した。
