ソニー、「1型センサー」カメラのスマホ 約20万円

ソニーは26日、同社で初めて大型の「1型センサー」を搭載したスマートフォン「Xperia PRO-I(エクスペリア・プロ・アイ)」を12月15日に発売すると発表した。高級コンパクトデジカメで使うセンサーを採用し、撮影機能を高めた。直営店の価格は19万8000円。
背面のカメラは焦点距離ごとに3種類あり、24ミリの広角カメラで1型センサーを採用した。有効画素数は1220万画素。通常のスマホ用センサーに比べて光を多く取り込めるため、夜間や夕暮れなど明暗の差が大きな場面でも高い画質を維持し、背景のボケも強調しやすくなる。
動画機能も充実させた。被写体の瞳に自動でピントが合う機能を、スマホの動画向けで初めて搭載した。1秒あたり120コマの4K動画も撮影でき、動きが速いシーンでも滑らかな動きになる。
「自撮り」をする人向けに、表面ではなく背面の高性能なカメラで撮影できるよう専用モニターも別途発売する。専用のグリップと組み合わせることで、3.5インチのモニターで実際の動画を確認しながら撮影ができる。
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