三菱電機、パワー半導体の新製品 鉄道車両など向け

三菱電機は26日、電力を効率的に制御するパワー半導体の新製品を7月から順次投入すると発表した。高耐圧に対応した「Xシリーズ」のラインアップに7種類を加える。より幅広い容量帯に対応できるようにし、インバーターを大容量化・小型化したい顧客のニーズに応える。
Xシリーズは鉄道車両や電力関連システム、大型の産業用機械などに使われる。今回の発売で24種類に増えた。
独自の技術で電力損失と熱抵抗を抑えて定格電流を拡大した。同じ耐電圧・定格電流で比べると外形サイズは従来製品より約33%小さくできたという。従来製品と互換性を持たせてインバーターの設計変更の手間も軽減した。サンプル価格は「HVIGBTモジュール」の「CM900HC-90X」の場合、税込み22万500円となる。