JALとANA、危機が促した喫茶店会談 空の脱炭素で連携
JAL第2の再起(4)
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1月1日朝の羽田空港。初日の出フライトで使われた日本航空(JAL)の最新鋭機、欧州エアバス「A350-900」は、廃油を原料にした航空燃料(SAF)を搭載し離陸した。航空機の脱炭素に欠かせないものの、調達が危ぶまれているSAF。「想像以上にアクティブに進んでいる」。社長の赤坂祐二は手応えを見せた。
「それなら一緒にやりましょう」。1年半前の2021年5月。国会議員が行き交う永田町近くの喫茶店で、...