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可処分時間の過ごし方

SmartTimes サムライインキュベート代表取締役 榊原健太郎氏

NIKKEI BUSINESS DAILY 日経産業新聞日経産業新聞 Smart Times

新型コロナウイルスが再び猛威をふるっているが、そんな最中、みなさんは今、どんな働き方をしているだろうか。コロナ前のようにオフィスに通勤しているだろうか。リモートワークや在宅勤務を取り入れる企業も増え、コロナ以降オンラインを中心に働いている人も増えた。学校も状況に合わせてオンライン授業の併用が増えたように思う。

オンラインでの活動が増えた人にとっては通勤・通学時間がなくなることで、使える時間が増えたということだ。世の中ではオンラインを活用したエンターテインメントや趣味、また教育・勉強に割く人が顕著に増えている。副業・複業する人も増えている。単なるお金稼ぎではなく、自分のスキル向上を目的としている人が多い。

副業・複業をする人は年々増加傾向にあり、2021年の時点で20年からの1年で100万人ほど増加して約812万人となった。就業人数に対して約12%が副業・複業をしている計算になる。

ベンチャーキャピタルの目線からいくと、コロナ禍でスタートアップの中でもユーザーやサービス利用が増えている企業がいくつもあることに注目したい。

エンターテインメントや趣味の領域では自分の家・部屋のインテリア実例共有ができるサイトを運営する「RoomClip」だ。登録しているユーザーが投稿した住生活の実例写真から、自分の好みに合うお手本となる人や欲しいアイテム・ブランドなどとつながることができる。

「ステイホーム」という言葉もあったように、コロナの影響から家で過ごす時間が増えたのが理由だ。生活スタイルの変化に伴って、家でも仕事やトレーニングなどを含めた快適な暮らしや住まいに関するアイデアへの興味関心が高まり、月間ユーザー数やECサイト流入数などが顕著に伸びた。

教育・勉強の領域ではオンライン家庭教師のサービスを運営する「NoSchool」がある。コロナの影響で新規登録する先生、学生ともに増加した。リアルの塾では通塾のストップや振り替え授業がいつになるのか先が読めないことや、それに伴って塾講師としての収入が減少してしまった人の登録が見られた。

学生サイドではリアルな塾での感染懸念が拭えなかったり、学校の授業がオンラインになったことで補講的に利用したりする人が増えた。

人生は大きく分けて、「仕事」「家族」「個人」という3つの時間に分けられる。今回は主に「個人」に注目してエンターテインメントや勉強・教育の話をしたが、この3つのバランスは重要だ。通勤時間が仕事による拘束時間と捉えれば、仕事に比重が偏るケースも多い。増えた可処分時間をどのように過ごすかが人生を豊かにするカギとなるだろう。

[日経産業新聞2022年8月5日付]

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