商船三井の漂流船、えい航開始 油の流出確認されず

商船三井は25日、大西洋上で火災に見舞われた同社運航の自動車運搬船「フェリシティ・エース」に大型の救助艇が到着し安全海域に向けてえい航を開始したと発表した。同船は独ポルシェの高級車など独フォルクスワーゲン(VW)グループの約4000台を積み、ドイツから米国に向かう途中に大西洋上で出火。現在、煙は目視できない程度まで収まりつつあり、燃料油の流出も確認されていない。
同日、サルベージチームがヘリコプターで船に乗船した。今後の消火計画などを策定する。16日の火災発生により乗組員が全員救助されて以降、無人で漂流しており、先に到着した大型タグボートなどが放水を続けていた。
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