米半導体TI、逆風しのぐ「アナログ」の強み 利益率4割
江口良輔
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米半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)が需要低迷下で抵抗力を見せている。2022年10〜12月期は同業で2桁減収が目立つ中、3%減収と踏ん張った。強みは光や音などの情報を処理するアナログ半導体の売上高比率の高さだ。電動化が進む自動車向けが好調で、電気製品向けの需要低迷の影響をほぼ吸収。売上高純利益率は4割強と業界の巨人、台湾積体電路製造(TSMC)に迫る。
1月25日に発表した22年10...

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