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三井化学が包装プラのリサイクル設備 24年度にも稼働

三井化学は26日、名古屋工場(名古屋市)内に食品包装などに使うプラスチックフィルムのリサイクル実証設備を新設したと発表した。廃棄フィルムを回収し、インク除去の工程などを経てプラフィルムの原料となる粒状の樹脂に再生する。インク除去溶剤の改良などを進め、2024年度の商業稼働を目指す。

三井化学によると、食品や日用品の包装用途で使うプラスチックが世界の廃プラ量の約半数を占めるという。国内外で廃プラや海洋プラが社会問題化するなか、容器包装向けプラのリサイクル技術の確立が重要になっている。

フィルムメーカーなどの生産工程で出る廃フィルムを回収し、表面のインクなどを除去。そのうえで細かく砕き、粒状の樹脂にする。この粒状樹脂は、プラフィルムの原料として再利用する。試験設備の投資額は非開示。

現在は廃フィルムは焼却処分されている。焼却せずに再生することで、処理に伴って排出される温暖化ガスの量を大幅に削減できるという。

再生したプラは同社の再生材料ブランドである「RePLAYER」として販売する。価格は化石燃料由来に比べ割高になるものの、欧州をはじめとする各国・地域で「使い捨てプラの使用禁止」や再生材利用の数値目標を設ける動きが広がっており、需要は今後高まるとみる。

インク除去能力を高めた溶剤開発を進め、22年度内にサンプル品を取引先に提供、24年度の商業化を目指す。

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