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ブラックストーンCEO「金利上昇、世界に劇的変化」

世界経営者会議 スティーブン・シュワルツマン氏

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米大手投資会社ブラックストーンのスティーブン・シュワルツマン会長兼最高経営責任者(CEO)は9日、第24回日経フォーラム「世界経営者会議」で事前収録のビデオで講演した。世界中が急激なインフレに見舞われ、各国中央銀行が同時に政策金利を引き上げていることについて「ここ15年はなかったことで、世界経済に劇的な変化をもたらしている」と語った。

世界で起きているインフレについては「日本を含む先進国で問題になっており、特に米国や欧州では深刻だ」と述べた。ほとんどの中銀が金利を引き上げたことで「世界経済が冷え込み失業が増加している」と説明した。

環境変化のなかで世界経済をけん引する産業について「コロナ後に人々の欲求が高まった旅行と娯楽が高い成長を遂げている」と指摘した。エネルギー転換の分野では電気自動車(EV)化やエネルギー貯蔵、配電網の再構築などに貢献する企業に注目しているといい「膨大な投資機会が生まれてくる」と期待を示した。

シュワルツマン氏は1985年にブラックストーンを創業し、運用資産が約9500億ドルと世界屈指の投資会社に育てた。成功の秘訣として「他の人と違うことをするのが好き」な点を挙げた。「トレンド変化を察知し他の人に先んじて投資する」ことを心がけてきたといい、1990年代前半に米国が不動産危機に見舞われた際に買い手となったことが大きな利益をもたらし、世界最大級の不動産所有者になったと説明した。

日本は現状でスタートアップが少ないとされるが、シュワルツマン氏は「ソーシャルメディアの発達によって世界中の人とつながりやすくなり、新規ビジネスを立ち上げる人を目にしやすくなった」と指摘。「日本でも、欧州や中国など世界各地でも起業家精神は高まっている」との見解を示した。

起業家としての経験を踏まえ「起業は本に書いてある通りにはならず多くの困難が待ち受けているが、決して諦めず、素晴らしいアイデアがあれば成功できる」と強調した。

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