人工光合成、トヨタ・日鉄も参画 グリーン水素安く供給
開花待つ人工光合成㊤
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太陽光と水、二酸化炭素(CO2)から有用な物質をつくる「人工光合成」が注目されている。途中段階の水素の製造では、2030年にトヨタ自動車や日本製鉄も参画する大規模実証が始まり、製造時にCO2を出さない「グリーン水素」を天然ガス由来の方法より安くつくることを目指す。脱炭素の切り札とされる「夢の技術」実現へ、最前線の取り組みと課題を検証する。
「トヨタが持つ排ガス触媒の関連技術は、光触媒の開発や装置...

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