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月給9万円、もう買えない 「安いニッポン」の現実

日本は主要国の趨勢からかけ離れ、物価も賃金も上がらない環境が長く続きます。一方で成長が続く世界各国を起点に、モノやサービスの値上げの波が日本にも押し寄せています。広がる内外価格差によるひずみは、購買力の低下や人材の流出、国力の衰退をもたらします。「安いニッポン」の連載をまとめました。

モノやサービスの品質で他をしのぐグローバル企業は、付加価値を高め世界で一斉に値上げをします。賃金が上がらない日本では、そうした価格の上昇はひときわ消費者の負担感を高めます。

カニは「買い負け」から「買えない」状態になりつつある

日銀による異次元の金融緩和で円安は進み、カニなどの輸入品は買いにくくなりました。一方で国内の高級ホテルなどは円安が進めば、外国人にとって泊まりやすくなります。賃金が伸びないなかでの円安は、購買力の低下というデメリットが鮮明になります。

賃金が上がらない一方、中間層にとってマンションは高根の花になってきた

日銀の異次元緩和で見逃せないのが「資産効果」です。株などの資産を持つ富裕層による高級品の消費が伸びる半面、地価の上昇も進みます。暮らし向きはそこそこでもマイホームに手が届かない「プア中間層」が生まれています。

経済成長で賃金が上がる中国では、日本より高い金額で求人する業種も出てきました。日本で賃金の低さが指摘されているアニメーターはその一つです。優秀な人材が流出する懸念が高まっています。

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