JT、加熱式たばこ20~30円値上げへ Ploom Xは据え置き

日本たばこ産業(JT)は25日、10月1日のたばこ税増税に合わせ、加熱式たばこ41銘柄の値上げを財務省に申請したと発表した。一部を除き1箱あたり20~30円の引き上げとなる。高温加熱の「プルーム・エックス」専用のたばこスティック16銘柄は、電子商取引(EC)限定の銘柄を除き価格を据え置く。
低温加熱の「プルーム・テック」専用の「メビウス」は570円から600円に引き上げる。「プルーム・テック・プラス」専用の「メビウス」は580円から600円に値上げする。
JTによると、増税前の利益を確保しようとするとプルーム・テックの銘柄は60円、プルーム・テック・プラスの銘柄は70円引き上げる必要があるが、値上げ幅を抑えた。
JTの加熱式たばこのシェアは2022年1~6月期時点で12%と国内3番手。首位は米フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)、2位は英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)と外資が占める。JTは「加熱式で価格競争力を高め、シェアの獲得をめざす」という。

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