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出前館の最終赤字215億円に、21年8月期 投資が重荷

料理宅配大手の出前館は25日、2021年8月期の連結最終損益が215億円の赤字(前期は41億円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想(130億円の赤字)から85億円の下方修正になる。新型コロナウイルス禍でサイト利用が増えるものの、事業拡大に向けた広告宣伝費や人件費が増える。競争環境の激化などによる収益性の低下を受け、システムなどの固定資産で16億円の減損損失が出たことも響く。

売上高は前期の2.8倍の290億円と10億円上方修正した。コロナ禍の長期化で消費者の外出自粛が続き、料理宅配需要が好調だ。出前館の収入源である、注文に応じて飲食店から受け取る手数料収入や料理宅配を代行する事業の手数料収入が想定を上回る。

一方、コスト負担が増し、営業損益は190億円の赤字(前期は26億円の赤字)と従来予想より60億円悪化する。配達業務の委託費に加え、利用者や配達員の確保に向けた認知度向上を図るテレビCMなどを強化し販管費も膨らむ。

出前館は22日に配達代行サービスの対象地域を全国に拡大した。主要都市には営業拠点も設け、地域の飲食店へ宅配に適したメニューなどの支援もしていく。競争激化による積極的な投資が重荷となった側面もある。

同日発表した20年9月~21年5月期の連結決算は、売上高が前年同期の2.7倍の184億円、最終損益が147億円の赤字(前年同期は18億円の赤字)だった。サイトに加盟する飲食店は7万4千店と20年8月末の2倍強に増えたが、投資拡大によるコスト増加分を補えなかった。

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