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外出先から自宅のパソコンを操作 スマホにデータ送信

スマホ⇔PC連携活用術(4)

NIKKEI STYLE

パソコンとスマートフォンの便利な連携機能を紹介する5回連載の4回目。今回は外出先のスマホから自宅のパソコンを操作するワザを紹介する。

◇    ◇    ◇

報告書やプレゼンテーションの資料などを自宅で作成したのはよいが、そのデータを家に忘れてしまい苦労が水の泡になってしまったことはないだろうか。そんなときは、スマホから自宅のパソコンを遠隔操作し、データをメールやクラウドストレージ経由で、手元に送信すればよい(図1)。

「Chromeリモートデスクトップ」は、遠方にあるパソコンをスマホから操作できる機能。使う前に自宅のパソコンの準備をする(図2)。Chromeリモートデスクトップは「Chrome」の拡張機能として使えるが、「Edge」にもインストールできるので、ここではEdgeを利用する(図3図4)。

Googleアカウントを求められたら、スマホと同じGoogleアカウントでログイン。Edgeに拡張機能をインストールすると、常駐アプリの導入も促されるので、それもパソコンにインストールする。この常駐アプリをインストールすると、Edgeが起動していない状態でも、Chromeリモートデスクトップの機能を利用できる(図5)。

拡張機能と常駐アプリをインストールしたら、EdgeでChromeリモートデスクトップのページを開き、接続時に使用するパソコンの名前やPINを設定すると、遠隔操作できる(図6)。

スマホから自宅のパソコンに接続するには、パソコンの電源をオンの状態に保つ必要がある。10や11の場合、操作しない状態で一定時間が経過すると、自動的にスリープに入ってしまうため、遠方から接続できなくなる。そこで、「設定」の「システム」にある「電源とスリープ」を開き「次の時間が経過後、PCをスリープ状態にする」を「なし」に変更しておくと、長時間経過してもスリープにならない。

また、ノートパソコンではカバーを閉じるとスリープに入る。これも「カバーを閉じたときの動作の設定」を「何もしない」にすると、スリープを回避できる。会社や学校などセキュリティーが厳しいネットワークでは、利用できないこともある。

スマホからパソコンに接続するには、スマホにアプリをインストールする(図7)。アプリを実行すると、図6で設定したパソコンの名前がリストに表示されるのでそれを選び、設定したPINを入力して接続する(図8)。

接続が完了すると、スマホに自宅のパソコンのデスクトップ画面が表示されるので、タップやドラッグで操作する。画面上部をスライドするとメニューを表示し、操作を切り替えられる。マウスモードに切り替えると、指のスライドでマウスカーソルを動かせるので、細かい操作がしやすい(図9)。

(ライター 田代祥吾)

[日経PC21 2022年4月号掲載記事を再構成]

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