丸紅、アフリカ向けファンドに出資 医療事業参入見据え

丸紅はアフリカのヘルスケア企業を対象とした投資ファンドに出資した。同ファンドを通じて人工知能(AI)診断や遠隔診療などの企業に投資する。丸紅は2年以内にアフリカでの医療機器や医薬品の販売事業に参入する計画。投資先のネットワークを活用し、生活習慣病など非感染症への需要があるかなど調査を進める。
ファンド運営のAAICインベストメントが設立した2号ファンドを通じて、ケニアやナイジェリアなどの総合病院や検体検査、画像診断など病院向けの事業を展開する企業に幅広く投資する。丸紅の出資額は明らかにしていない。
AAICは1億5000万ドル程度の調達を目指し、朝日インテックやエーザイなどがファンドに出資している。同ファンドは最終的に約30社への投資を予定し、現時点で2社への投資を行っているという。