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パート賃上げ要求4% UAゼンセン1次集計

流通や外食、繊維などの労働組合が加盟するUAゼンセンは25日、2022年の春季労使交渉の要求状況(1次集計)を発表した。パート1人当たりの賃上げ要求幅は4%増となり、2年ぶりに前年を上回った。正社員の賃上げ要求幅を上回り、格差是正に向けた処遇改善を求めている。

UAゼンセンは約2300の組合と182万人の組合員を抱える国内最大の産業別労組。組合員のうちパートや契約社員など短時間組合員が約6割を占める。

2月24日午前9時時点のパート1人当たりの賃上げ要求幅は4%(時給40.6円相当)だった。前年と比較可能な96組合でみると0.17ポイント上昇しており、5年ぶりに前年要求を下回った21年春季労使交渉を上回る。1次集計時点では過去最高だった20年に次ぐ賃上げ要求の上昇率となる。

正社員1人当たりの賃上げ要求幅は3.12%(月9201円、比較可能な234組合)だった。業種別にみると回復が鮮明な繊維や化学メーカーが前年を0.7ポイント上回ったものの巣ごもり消費の反動減が色濃い流通部門はほぼ横ばいだった

パートが正社員の要求幅を大幅に上回っており、格差是正を求める流れも新型コロナウイルス流行以前の状況に戻りつつある。UAゼンセンの松浦昭彦会長は「賃金が長年停滞しているうえ、物価が上昇している。積極的な賃上げが新型コロナ後の復興にもつながる」と語った。

現段階で要求書を提出したのは全体の1割で大企業が中心だ。今後は比較的小規模な労組の要求水準や3月半ばの集中回答日に向けていかに高い回答を引き出せるかに焦点が移る。UAゼンセンの古川大書記長は「今後、大企業よりも賃金が低い組合が要求書を提出するため要求水準は上がっていくだろう」との見通しを示した。

21年春季労使交渉は正社員が2.91%増を要求して1.91%増で妥結した。パートでは3.6%増を要求したものの1.87%増で妥結し、正社員の賃上げ幅を下回った。

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