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1月求人広告、前年同月比29.7%増 飲食系伸びる

人材サービス会社でつくる全国求人情報協会(全求協、東京・千代田)が25日に発表した2022年1月の求人広告掲載件数(週平均、職種別)は前年同月比29.7%増の110万468件だった。年末の繁忙期に向けた求人は一巡したものの、人手不足から飲食業を中心に求人が伸びた。新型コロナウイルスの感染「第3波」の渦中で21年1月が低水準だった反動もある。

職種別にみると、外食などの「給仕」は前年同月比67.1%増の13万3521件。関連する「調理」は同63.2%増の10万616件だった。22年1月は変異型「オミクロン型」の感染急拡大に伴い、各地で「まん延防止等重点措置」が適用され、外出が再び手控えられるようになった。

ただ、21年10月以降の緊急事態宣言解除後はアルバイトらが足りず営業できない居酒屋店舗もあるなど店舗での人手不足が目立った。22年3月には学生らの進学・進級や卒業に伴う大量離職も控えており、先を見越して採用には積極姿勢だったようだ。

倉庫内作業など「運搬・清掃・包装等」は前年同月比23.7%増の12万9053件。自動車産業などに携わる「生産工程」は同67.6%増の8万8869件だった。

全体の広告件数は、新型コロナウイルスの感染拡大初期だった20年1月に比べればなお24.6%少ないが、20年4月以降では最高を更新している。パーソルキャリア(東京・千代田)の求人サービスdoda(デューダ)の求人件数は19年1月比86.5%増となっており、ホワイトカラーの正社員市場はコロナ前を超える水準だ。

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