おせち、戦前は都会人のたしなみ 大正時代は刺し身も
なるほど!ルーツ調査隊
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元旦に重箱を開け、エビや黒豆、紅白かまぼこなどの華やかな料理を楽しむ――。多くの人が思い浮かべる伝統的なおせちが定着したのは昭和以降だという。第2次世界大戦前は都市の住人として認められるためのたしなみの位置づけで、大正時代には刺し身や吸い物の具が詰められるなど試行錯誤もあった。
語源は節目の日に供える料理「節供(せちく)」とされる。おせちの歴史を研究する日本正月協会の今成優太代表は「節供は奈良時...
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