帝国ホテル、26年3月末までに上場維持基準適合へ

帝国ホテルは24日、上場する東証スタンダード市場の上場維持基準に適合する期間の目標を2026年3月末にすると発表した。同社は流通株式比率が22年9月末時点で9.1%と上場維持基準の25%を下回っている。同年3月末時点で大株主の三井不動産(保有比率33.2%)やアサヒビール(同5.74%)などに売却意向を確認しながら適合に向けた具体的な計画を詰める。
これまでの計画では適合期間を未定としていた。株主数や時価総額などは上場維持基準を満たしており、流通株式比率が課題となっている。今回、まず同比率を24年3月末に15%まで高める目標を掲げた。