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東京ガス、メタネーション施設を報道公開、30年に実用化

東京ガスは24日、水素と二酸化炭素(CO2)を混ぜて都市ガスの原料を製造する「メタネーション」の実証施設を報道公開した。製造時にCO2を使うことで都市ガスの使用時に出るCO2を相殺し、実質環境負荷ゼロとみなす。2022年度内に再生可能エネルギー由来の水素製造も始め、30年の実用化に向けて準備を急ぐ。

横浜市内の実証施設で22年3月から、日立造船製のメタネーション装置を稼働させた。製造能力は毎時12.5立方メートル。化石燃料由来の「グレー水素」とCO2を混ぜて合成メタンを製造し、ガス機器に供給する。

東ガスの小笠原慶・メタネーション推進グループマネージャーは「家庭用のガス機器であれば問題なく合成メタンを使える」と話す。産業用の場合はガスの熱量や、機器の調整が必要になる可能性があるという。

22年度内に水素を製造する水電解装置や太陽光パネルを施設内に導入する。外部から購入したグレー水素をメタネーションに使用しているが、22年度内に太陽光発電の電気でつくった「グリーン水素」に切り替える。CO2は顧客から引き取るほか、横浜市の下水処理場や清掃工場から引き受けることも検討している。

メタネーションで製造したメタンは、既存のガス導管に入れることができる。東ガスは30年に販売量全体の1%を合成メタンに置き換える計画。実用化には製造規模を現在の1000倍以上に高める必要がある。水素やCO2をいかに安く調達するかも課題となる。東ガスの矢加部久孝・執行役員は「北米など海外から安い再生エネを調達した上で、製造効率も高める必要がある」としている。

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