五洋建設、シンガポールで大型病院受注 806億円
五洋建設はシンガポール保健省から大型病院の建設を約806億円で受注したと発表した。受注したのはシンガポール総合病院の新しい施設。同省から受注した病院建設は5件目となり、受注額では2018年に竣工したセンカン総合病院に次いで2番目の規模となる。

手掛ける建物は高さが最高113㍍、地上20階、地下4階で、地下駐車場の工事も行う。同社は隣接しているアウトラム・コミュニティー病院も建設しており、連絡橋と地下連絡通路も新設して接続する。駐車場を除いた延べ床面積は東京ドーム3個分を超える約15万平方メートルになる。着工・完成予定日は公表していない。
同施設は緊急性を要さない手術や治療を担う「エレクティブケアセンター」と、歯科治療室や歯科系の教育・研究機関を備えた「ナショナルデンタルセンター」で構成する。複数の地下鉄路線が乗り入れるアウトラム・パーク駅に隣接するエリアに位置する。