求人広告件数、8月30.3%増
人材サービス会社でつくる全国求人情報協会(全求協、東京・千代田)がまとめた8月の求人広告掲載件数(職種別、週平均)は前年同月比30.3%増の92万1376件だった。新型コロナウイルス禍になって最低を記録した2020年5月以降でみると、最も多い水準だった。
物流や製造関連がけん引した。職種別でみると、倉庫作業員を含む「運搬・清掃・包装等」が同37.6%増の11万6142件。電子商取引(EC)拡大に伴う人手確保に加えて、年末にかけての繁忙期に備えた採用拡大の動きがみられたという。
「生産工程」は同92%増の7万1798件と半導体関連の案件が増えたほか、「巣ごもり需要の影響で娯楽品やパソコン、ゲーム類のニーズも高い」(ディップ)。
「販売」は同12.8%増の16万2261件。「給仕」は同24.7%増の8万9590件、「調理」は同29.5%増の7万2350件だった。