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オラクルがクラウド新製品 自社所有環境で利用可能

日経クロステック

日本オラクルは23日、分散クラウドサービスを拡張すると発表した。目玉は、同社クラウド「Oracle Cloud Infrastructure(オラクル・クラウド・インフラストラクチャー、OCI)」の機能を顧客のオンプレミス(自社所有)環境で利用可能にする「Compute Cloud@Customer(コンピュート・クラウド@カスタマー)」のプレビュー提供だ。あらかじめソフトウエアを組み込んだサーバーを顧客先に設置し、OCIとネットワーク経由で接続しながら各種マネージドサービスを提供する。

顧客のオンプレミス環境に設置したコンピューターリソースをクラウドのような使い勝手で提供する、いわゆる「オンプレクラウド」の新製品である。米オラクルのクレイ・マグマイクOCI担当エグゼクティブ・バイスプレジデントは「クラウドのパワーや柔軟性を生かしながら、遅延やデータ主権といった課題に応える製品」の1つと説明する。

Compute Cloud@Customerが提供するのは、コンピュート、仮想ネットワーク、ロードバランサー、各種ストレージといったOCIの一部機能である。

アプリケーション(AP)サーバーの「Oracle WebLogic Server(ウェブロジックサーバー)」はマネージドサービスとして用意するが、データベースのOracle DBについてはユーザーがインストールする必要がある。「オンプレミス環境でマネージドなOracle DBを使いたい場合は、Exadata Cloud@Customer(エクサデータ・クラウド@カスタマー)と組み合わせる方法がある」(マグマイク氏)

同社は、「OCI Dedicated Region(デディケーテッドリージョン)」というCompute Cloud@Customerと同コンセプトの製品を提供済みである。こちらは「OCIと100%同じアーキテクチャーで構成されていて、顧客との責任分界点の考え方も同じだ」(同氏)。

今回、OCI Dedicated Regionのエントリー価格を引き下げた。エントリーのサーバーラック数を50から12へ引き下げ、年間600万ドルだったエントリー価格を同100万ドルにした。

OCI Dedicated RegionとCompute Cloud@Customerの使い分けについてマグマイク氏は、「OCIと同じ機能を使いたかったり、何十ものラックを抱えたりするユーザーにはOCI Dedicated Region。小規模な拠点が40も50もあるようなユーザーにはCompute Cloud@Customerが向く」と説明する。

(日経クロステック/日経コンピュータ 森山徹)

[日経クロステック 2022年6月23日掲載]

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