グーグル、「日本の漫画」テーマにオンライン展示

グーグル日本法人は24日、日本の漫画をテーマにしたオンライン展示を公開したと発表した。各地の博物館で所蔵する原画や関連資料を高解像度でデジタル化した。7万点以上の画像を使い、歴史や現代アートに与えた影響とその魅力などを発信する。
世界の芸術や文化を紹介するサイト「グーグル・アーツ・アンド・カルチャー」で公開した。川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムや経済産業省など13団体が資料提供などに協力した。展示の閲覧は無料で、日本語のほか英語、スペイン語、フランス語に対応する。
地図サービス「グーグルマップ」のストリートビュー機能を使い、手塚治虫らが青年時代を過ごした「トキワ荘」の部屋の様子を360度の画像で見られるコンテンツも用意した。グーグル日本法人の奥山真司代表は「作品の裏側にある物語を紹介し、日本の文化を理解する手助けにしたい」としている。