加賀デバイス、米半導体企業と販売代理店契約

エレクトロニクス商社の加賀電子の連結子会社、加賀デバイス(東京・千代田)は米国の半導体開発・設計企業のエフィニックスと販売代理店契約を結んだと発表した。モバイル機器や産業機器、医療機器向けに書き換え可能な集積回路「FPGA」の販売を強化する。
エフィニックスは2012年に設立した半導体のファブレス(工場なし)企業。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」や機械学習を含む幅広い需要分野に製品を提供している。主力の「トライオンFPGA」や「タイタニウムFPGA」は独自の特許技術を生かした省電力と小型サイズが強みだ。
FPGAは世界的に需給が引き締まっており、「調達しにくくなっている従来品からの代替需要が高まっている」(加賀電子)という。同社は「民生機器や産業機器などの幅広い分野の顧客にエフィニックスの製品を提案し、FPGAの販売を伸ばしたい」としている。
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