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ポルシェが千葉に試乗施設 「カイエン」で運転指導も

独ポルシェの日本法人、ポルシェジャパン(東京・港)は1日、千葉県木更津市に一般向けの試乗施設を開設した。人気の多目的スポーツ車(SUV)「カイエン」や電気自動車(EV)「タイカン」を含む40台強を試乗できる。顧客との接点を増やし、若者などポルシェになじみのない層の需要を掘り起こす。

ポルシェが開設したのは「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」。ポルシェはドイツや中国などの8カ所で同様の施設を展開しており、日本の施設が9番目となる。投資額は約50億円で、年間の来場者数は約1万人を見込む。同日の記者会見でポルシェジャパンのミヒャエル・キルシュ社長は「ポルシェに乗るのが夢だった人や車を所有していない若い人にも体験してほしい」と意気込んだ。

価格は試乗する車種によって異なるが、90分で4万4000円から乗れる。試乗できる車は40台強で、中心価格帯は1500万円ほどだという。

メーンのコースは2.1キロメートルで、アップダウンが激しく、曲がり角も頻発する。他にも、あえて路面を磨き上げて滑りやすくしたコースや、斜面の角度が最大38度まである上り坂のコースなど、5つのコースを用意した。インストラクターがつき、アクセルやブレーキの踏み方やコーナーの曲がり方などを指導してくれる。様々な環境下でポルシェ車の性能を確かめられる。

施設内には4つの急速充電器も設けた。最大出力150kWに対応する充電器で、ポルシェによると国内最速だという。「タイカン」を30分で80%まで充電できる。レストランや運転のシミュレーションができる場所も用意し、運転しない人も楽しめるようにした。

ポルシェは2019年にレンタカーサービスを始めるなど、購入に限らない「体験」の機会を増やしている。ポルシェ以外の輸入車も近年、「体験」機会の提供を強化しており、独BMW傘下のMINIも20年に、販売店で32時間試乗できるサービスを始めた。

新型コロナウイルス禍でも株高などを背景に富裕層の購入意欲は旺盛で、輸入車の販売は好調だ。日本自動車輸入組合によると、21年1~8月の輸入車の登録台数は前年同期比32%増で、コロナ禍前の19年同期と比べても5%上回った。ただ足元では半導体不足の懸念が広がる。キルシュ社長は「今のところ受注残は去年比でプラスだが、実際に納入できるかどうかだ」と話した。

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