オルガノサーキット、広告サービス会社から資金調達へ

東大発スタートアップのオルガノサーキット(千葉県柏市)は中部電力グループの中電興業(名古屋市)から出資を受け入れると発表した。第三者割当増資で2021年中に出資を受け入れる。出資額は非公表としている。オルガノサーキットが開発する次世代型ディスプレーを使い、中電興業が広告サービスなどを提供する予定だ。
オルガノサーキットは、有機半導体を使った折り曲げられるシート状の発光ダイオード(LED)ディスプレーを開発している。厚さが約2ミリメートルと薄型・軽量で、大画面化に向く。デジタルサイネージ(電子看板)への利用を想定しており、22年度には神奈川県の文化・複合施設への納入を計画する。
中電興業は広告代理店業などを手掛けており、出資を通じて同ディスプレーの販売や、広告サービスの提供を予定する。建物の壁面や垂れ幕に設置するなど、新しい広告サービスの提案を目指す。
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