ネオキャリア、電子契約書を組織階層ごとに管理

人材サービスのネオキャリア(東京・新宿)はオンラインで契約を交わせる電子契約サービスで、企業などの組織の階層ごとに契約書を管理できる機能を開発した。これまで電子契約システムでは契約書を企業単位などで一括で管理するシステムが多く、部署や職位などに応じて管理できるシステムは珍しいという。現場で使いやすい機能を増やし1年後に1500社での導入を目指す。
ネオキャリアが2月に発売した電子契約サービス「Signing(サイニング)」に新機能を追加した。契約書について会社内の部署ごとや階層ごとにフォルダを作って管理できるようになることで、「総務部限定」や「部長以上」といった形で閲覧できる範囲を管理しやすくなる。個人情報などを多く含む契約書類を効率的に管理したいと考える大企業の顧客などからの要望を基に追加開発したという。
ネオキャリアは人材採用や人材紹介の支援が主力。顧客企業はアルバイトなどの働き手と契約書を取り交わすことが多いことからクラウド型の電子契約サービスを開発した。