ホンダの国内生産、4月上旬も計画通り 半導体調達改善

ホンダは23日、4月上旬の国内生産台数が2月に立てた計画台数通りになりそうだと発表した。3月も同様に計画通りの台数を生産できる見込みという。車載半導体不足で2月まで減産が続いてきたが、足元では状況が改善している。
4月上旬は鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)と埼玉製作所の寄居工場(埼玉県寄居町)で減産せず、通常稼働となる見通しだ。2月は鈴鹿製作所と寄居工場ともに2022年11月に立てた計画に比べて1割減産していた。
生産は回復傾向にあるがこれまでの減産で受注が積み上がっており、主力車種で納期遅れなどの影響が続いている。中型車「シビック」はすでに注文があった車の生産を優先するため、3月上旬に受注を停止した。ミニバン「ステップワゴン」や多目的スポーツ車(SUV)の「ヴェゼル」は現状でも納車までの期間が1年程度と、納期の正常化には至っていない。
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