小売業界の年初来株価上昇率 パンパシHD首位に
日本株番付
ロシアのウクライナ侵攻や原材料高などが影響する小売業界。食品や日用品の値上げが相次ぐなか、株価が上昇している逆風に強い銘柄はどこか。東証業種分類が小売業で時価総額が3000億円以上の企業を対象に、2021年末比の株価上昇率を調べたところ、首位はパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスだった。そのほか、外食やアパレル大手なども上位に入った。

ディスカウント店「ドン・キホーテ」を運営するパンパシHDは22日時点で57%上昇した。物価高により節約志向になる消費者が多いなか、プライベートブランド(PB)で展開している食品などの販売が好調だった。
2位のゼンショーホールディングスは、牛丼チェーンの「すき家」や和風ファストフードチェーンの「なか卯」などを手がける。新型コロナウイルスによる行動制限が緩和されたことで高まる外食需要を捉えた。
マツキヨココカラ&カンパニーやサンドラッグなどドラッグストアも上位だった。
