英投資ファンドAVI、東京ラヂエーター製造に株主提案
英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズ(AVI)が、熱交換器部品大手の東京ラヂエーター製造に株主提案をしたことが23日、分かった。同社には、事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)の制度を申請したマレリホールディングスが約40%を出資する。AVIはマレリに対して続いていた預け金を問題視し、制度廃止を求める構えだ。
東ラヂの2021年12月末時点での現金および現金同等物の期末残高は約95億円だった。このうちマレリへの預け金は約41億円に上った。預け金はすでに返還されたがAVIは同様の状況が再度生じないよう、6月に開催予定の東ラヂの定時株主総会で預け金の廃止を求めるほか、相談役と顧問の廃止も提案している。
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