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株式非公開化とは 上場廃止、意思決定円滑に

きょうのことば

▼株式非公開化 証券取引所で自由に株式の売買が可能となっている公開企業が上場をとりやめること。上場企業は株式市場からの資金調達が可能な一方で、透明性の高い開示などが求められ、様々な立場の株主から経営への要望や圧力も受ける。会社の支配権を経営陣などに集中させ、意思決定を円滑にするために非公開化を決める例も多い。

非公開化には様々な形態がある。経営改革のためのMBO(経営陣が参加する買収)などが代表例だ。近年はNTTがNTTドコモを完全子会社化したように、上場子会社を非公開にする例も増えている。親会社が上場子会社の少数株主との利益相反を解消して事業運営する目的がある。

非公開化は多額の資金を必要とする。銀行のような金融機関が資金を貸し出す例が多い。その場合、買収目的会社と非公開化する企業が合併することなどで買収資金の債務が引き継がれる。すかいらーくホールディングスは、同様の仕組みでMBOにより非公開化し、経営改革後の2014年に再上場している。

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