古紙在庫5月末、前年比22.7%減
製紙原料となる古紙の在庫が前年比で減少した。指標となる関東製紙原料直納商工組合(関東商組、東京・台東)の5月末在庫(32社分)は、段ボール・新聞・雑誌の3品合計で前年同月末比22.7%減の2万5093トンだった。
品種別では、新聞古紙が20.3%減の6072トン、雑誌古紙は18.9%減の7206トンだった。デジタル化や購読数の減少から古紙の発生が減っている。新型コロナウイルス禍で古紙の集団回収が減っているのも影響した。
段ボール古紙は26%減の1万1815トン。段ボールの需要が堅調に推移しており「製紙会社が古紙の確保に積極的だった」(古紙問屋)という。