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アサヒビール、ベア月7500〜1万2500円 5%賃上げ

アサヒビールは2023年の春季労使交渉で基本給を底上げするベースアップ(ベア)について、月7500円とすることを決めた。30歳前後の社員にはさらに上乗せし、最大で月1万2500円になる。定期昇給分とベアを合わせた賃上げ率は5%になる。

22日に労働組合と妥結した。対象はアサヒビールの約2000人で、ベアの実施は2015年以来8年ぶり。物価上昇をふまえて一時金3万円も支給する。4月入社の初任給は1万2500円引き上げ、大卒で24万4500円に増やす。

酒類業界ではサントリーホールディングスが月額1万円のベアを含む7%の賃上げを決めた。キリンホールディングスやサッポロビールもベアを含む賃上げを発表している。

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賃上げは賃金水準を一律に引き上げるベースアップと、勤続年数が上がるごとに増える定期昇給からなる。2014年春季労使交渉(春闘)から政府が産業界に対し賃上げを求める「官製春闘」が始まった。産業界では正社員間でも賃金要求に差をつける「脱一律」の動きが広がる。年功序列モデルが崩れ、生産性向上のために成果や役割に応じて賃金に差をつける流れが強まり、一律での賃上げ要求の意義は薄れている。

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