帝人の内川哲茂社長「退路断ち改革」 新中計延期を決断
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帝人の成長戦略が転機を迎えている。自動車に使われる複合成形材料事業の不振で、2023年3月期の連結最終損益は180億円の赤字となる見込みだ。2月に予定していた新中期経営計画の発表を取りやめ、複合成形材料で北米事業の売却も視野に入れた改革を打ち出した。いったん立ち止まる重い決断をした内川哲茂社長に聞いた。
――新中期経営計画の発表をとりやめました。
「株主などステークホルダーの皆様の期待を裏切った...

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