日立ビルシステム社長「ビル全体をデジタルで効率化」

新型コロナウイルスの影響で働き方が多様化するなか、デジタル技術を使ったオフィスビルの効率運用の需要が高まっている。二酸化炭素（CO2）の排出削減も喫緊の課題となる。足元では中国の不動産市場が変調している。エレベーターなどを手掛ける日立ビルシステムの光冨真哉社長に今後の展望を聞いた。

――2022年は主力の中国市場を中心に逆風が吹きました。

「20～21年はバブルの様相を呈していた。民間の不動産会...