スタ★アトピッチ決勝大会、大賞に「陽子線がん治療」

日本経済新聞社は23日、スタートアップなどが事業モデルを競うイベント、第4回「スタ★アトピッチJapan」の決勝大会を東京・大手町の日経ホールで開いた。予選で高評価を得た22社の経営者らがプレゼンテーションした。がん治療装置を手掛けるビードットメディカル(東京・江戸川)がグランプリを受賞した。
全国を8つの地域に分けたブロック大会はスタートアップや、家業を受け継いだ経営者が新規事業に挑む「アトツギベンチャー」など計123社が参加した。決勝大会には22社が登壇し、自社の技術やサービスの独自性、社会課題への貢献度を訴えた。
グランプリのビードットメディカルは超小型の陽子線がん治療装置を開発する。古川卓司社長は表彰式で「がん治療への期待が高いと感じた」と述べた。審査員を務めた神戸大学の熊野正樹教授は「日本全体や地方、世界を元気にするのはスタートアップとアトツギベンチャーだ」と評価した。
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)