松屋の「牛めし」、関東以外で実質値上げ 380円に
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松屋フーズは22日、牛丼チェーン「松屋」で販売している「牛めし(並盛)」を28日から380円に全国で統一すると発表した。タレなどを改良した新商品として牛めしを投入し、これまで関東地方で販売していた「プレミアム牛めし(並盛)」(380円)と関東地方以外で販売している「牛めし(並盛)」(320円)の価格や品質を統一する。輸入牛肉価格の上昇などを踏まえており、関東地方以外では実質的な値上げとなる。
28日午後2時から新商品として牛めしを売り出す。2014年7月から発売していたプレミアム牛めしと従来の牛めしと比べ、タレを改良し、みそ汁も変更する。牛めしのごはんや具の量に変更はないという。関東地方以外で販売していた従来の牛めしは並盛で320円だったが、価格統一以降は380円となる。大盛は430円から530円に、特盛は550円から650円になる。関東地方のプレミアム牛めしは終売する。
同社によると、プレミアム牛めしを関東以外でも販売してほしいとの声が寄せられていたといい、主力商品の品質を全国で統一することにした。足元では輸入牛肉の価格が上昇しており、今回の価格見直しは原料高も踏まえているという。
同社の牛めしの価格は直近では14年4月に10円値上げして290円となった後、牛めしの発売地域では18年4月に320円に値上げしていた。